「緑茶を飲めば口の中は殺菌できる?」「子どもの仕上げみがきは、いつまで必要?」「介護をしている家族の口腔ケアは、何に気をつければいい?」
口腔ケアについて調べていると、SNSや口コミでいろいろな情報が飛び交っていて、何が本当なのか迷ってしまうことはないでしょうか。今回は、プラネタリーヘルスの視点も交えながら、世代を問わずよく聞かれる口腔ケアのギモンにお答えしていきます。
そもそも、口腔ケアは世代によって何が変わるのか
これまでの記事でお伝えしてきたとおり、口の中には「口内フローラ」という小さな生態系があります。実は、このフローラのでき方や整い方は、年齢によって少しずつ違います。
子どもの口内フローラは、成長とともに少しずつ形づくられていく途中の段階にあります。大人になると、食生活やストレス、加齢などの影響を受けながら、フローラのバランスが変化していきます。さらに年齢を重ねると、唾液の分泌量が減ったり、噛む力が変化したりすることで、口内フローラを取り巻く環境そのものが変わっていきます。つまり、口腔ケアに「これさえやれば大丈夫」という唯一の正解はなく、その時々の状態に合わせて向き合っていくことが大切だといえそうです。
Q. 緑茶を飲めば、口の中を殺菌できる?
緑茶に含まれるカテキンには、一定の抗菌作用があることが知られており、「緑茶でうがいをすれば口の中がきれいになる」という話を耳にすることもあります。
ただし、緑茶を飲んだりうがいをしたりするだけで、口内フローラ全体のバランスを整えられるわけではありません。これまでお伝えしてきたように、口の中は多様な菌がバランスを取り合う生態系です。緑茶の作用も、あくまで日々のケアを補う一つの習慣として捉え、歯みがきなどの基本的なケアと組み合わせて考えるとよさそうです。
Q. 子どもの口腔ケアで、気をつけたいことは?
子どもの口内フローラは、まだ形成の途中にあります。仕上げみがきの中で強くこすりすぎたり、殺菌力の強いアイテムを使いすぎたりすると、育っている途中のフローラに影響してしまう可能性も考えられます。
甘いものを食べたら仕上げみがきをする、といった基本的な習慣を無理なく続けながら、子ども自身が「歯みがきは気持ちがいいもの」と感じられるような、やさしい向き合い方を意識するとよいでしょう。
Q. 介護をする家族の口腔ケアは、何が違う?
介護が必要な家族の口腔ケアでは、ご本人が自分でケアをすることが難しい場合があります。唾液の分泌量が減っている方も多く、口内フローラのバランスが崩れやすい状態にあるともいわれています。
強くこすって汚れを落とそうとするのではなく、口の中を傷つけないよう、やさしく丁寧にケアを続けることが大切です。誤嚥のリスクにも配慮しながら、専門家のアドバイスを受けつつ、無理のない範囲でケアを続けていく視点が求められます。
Q. SNSで話題の口腔ケア、どこまで信じてよい?
「〇〇を口に含むだけで口臭が消える」「これさえ使えばむし歯にならない」など、SNSでは断定的な口腔ケア情報を見かけることがあります。
こうした情報の中には、一部の効果を大げさに伝えているものも少なくありません。口の中は、多様な菌がバランスを取り合う生態系であるという前提に立つと、「これひとつで解決する」という考え方よりも、日々の習慣を少しずつ整えていくという視点のほうが、実態に近いのかもしれません。
専門家の声を聞いてみる
MIRAIWA+の商品開発チームは、たなべ保存歯科院長で歯学博士の田邊一成先生に、こうした日常のギモンについてまとめてお答えいただきました。緑茶での殺菌、子どもの口腔ケア、介護口腔ケア、SNSで話題のケア方法の真相まで、Q&A形式でわかりやすくお話しいただいています。
家族みんなで、育菌という視点を
「みんなの善玉菌WB21®タブレット」は、砂糖不使用、天然由来のキシリトールを使用した天然ペパーミント味で、ヒト由来のWB21乳酸菌を配合しています。毎日続けやすい定期便(2袋セット・送料無料)もあるので、家族の習慣として取り入れやすいのも特長です。「みんなの【善】WBはみがき」も、殺菌剤に頼らずWB2000乳酸菌の力を借りるという考え方でつくられた医薬部外品です。
世代によって口内フローラの状態は変わっていきますが、「なくす」よりも「育てる」という視点は、子どもから大人まで、家族みんなの毎日のケアに共通して取り入れやすい考え方かもしれません。
まとめ:正解は一つではない
口腔ケアには、年代や体質によって、いろいろな向き合い方があります。SNSやネットの情報に振り回されすぎず、口の中の生態系を育てるという視点を軸に、ご自身やご家族に合ったケアを見つけていく。そんな姿勢が、これからの口腔ケアには大切なのかもしれません。
よくあるご質問
Q. 緑茶でうがいをすれば、口の中を殺菌できますか?
A. 緑茶に含まれるカテキンには一定の抗菌作用があるといわれていますが、それだけで口内フローラ全体のバランスを整えられるわけではありません。歯みがきなど基本的なケアと組み合わせる習慣の一つとして捉えるとよいでしょう。
Q. 子どもの仕上げみがきで気をつけることは?
A. 子どもの口内フローラは形成の途中にあるため、強くこすりすぎたり、殺菌力の強いアイテムを使いすぎたりしないよう気をつけるとよいでしょう。無理なく続けられる習慣づくりが大切です。
Q. 介護が必要な家族の口腔ケアは、何に注意すればよいですか?
A. 唾液の分泌量が減り、口内フローラのバランスが崩れやすいため、強くこすらずやさしく丁寧にケアすることが大切です。誤嚥のリスクにも配慮しながら、専門家のアドバイスを受けつつ進めるとよいでしょう。
Q. SNSで見かける「これさえやればよい」という口腔ケア情報は信じてよいですか?
A. 一部の効果を大げさに伝えている情報も少なくありません。口の中は多様な菌がバランスを取り合う生態系であるという前提に立ち、日々の習慣を少しずつ整えていく視点を持つとよさそうです。
Q. 家族みんなで取り入れやすい口腔ケアの考え方はありますか?
A. 年代によって口内フローラの状態は変わっていきますが、「なくす」よりも「育てる」という育菌の視点は、子どもから大人まで共通して取り入れやすい考え方です。